新しい町と村 | |||||
新町村名 | 役場の場所 | 一緒になった町や村 | 家の数(戸) | 人口(人) | 面積(ha) |
壬生町 | 壬生 | 壬生,藤井 | 1,033 | 5,802 | 約1,763 |
稲葉村 | 上稲葉 | 上稲葉,下稲葉,七ツ石,羽生田(はにゅうだ),福和田(ふくわた) | 614 | 4,127 | 1,726 |
南犬飼村 | 北小林 | 安塚,北小林,国谷(くにや),助谷,上田(かみだ),中泉 | 556 | 3,837 | 2,374 |
壬生の新町村明治22年『栃木県町村公民必携』より |
新しい壬生町は旧壬生と藤井が合併し,稲葉村は上稲葉,下稲葉,七ツ石,羽生田に旧国谷の中の福和田が合併して生まれました。南犬飼村は安塚,北小林,上田,中泉の4村と国谷,助谷が加わってできました。村名は従来の村名とは関係なく全く新しい「南犬飼村」としました。これは,中世の犬飼荘の名をとり,北と南に分けて付けられたとみられます。南犬飼村の役場は,北小林の小林寺のお堂を借りて使用してきました。大正2年の議会で庁舎新築が決まるまで,この状態が続きました。
町村会議員の選挙は新しい町村の成立後,すぐに行われました。選挙権は,直接国税2円※以上を納める者に限定されており,一部の豊かな人々のみの選挙となりました。
※ 2円… | 当時の学校の先生の給料1ケ月分の約半分に相当した。 |