2 春の行事

191 ~ 192 / 201ページ
2月最初の午の日 初午
 農村では農業の神様,商業地では商業神として信仰を集めているお稲荷様をまつる日。シモツカレと赤飯をわらでくるんで,お稲荷さんにお供えをします。
2月3日 節分
 鰯の頭を焼いて,ひいらぎの小枝にさし,家の入口に置き魔除けにします。「鬼は外,福は内」の豆まきをします。

壬生寺(みぶじ)の豆まき

2月8日 コトハジメ…事始め
 長い竹竿のさきにメカイゴ(目籠)をつけて軒先に出し,厄神よけをします。これは,ダイマナコ(ダイナマク)と呼ばれ,こうすると悪い病気がはやらないといいます。悪病神は,1ツ目なのでたくさん目のあるメカイゴには,かなわないといわれます。
2月10日 地鎮様
 餅をついて,作物の神様や土地の神様にお供えをします。
3月3日 ひな節句
 おひな様を飾り,菱餅や草餅を作って女の子の成長をお願いします。
4月8日 花祭り
 釈迦の誕生のお祝い。家の軒に藤の葉とモミジ(ツツジ)をさし,寺に行き,誕生仏に甘茶をかけてきます。この甘茶で目を洗うと流行目が直るといわれます。また目をよくするため薬師参りが行われます。
5月5日 端午の節句
 武者人形を飾り武者のぼりや鯉のぼりを立てて,男の子の無事成長を祈ります。魔除けにショウブとヨモギを軒にさし,夜はショウブ湯に入ります。ショウブを頭に巻くと脳の病気を防ぐといいます。
6月1日 ムクレツイタチ
 炭酸まんじゅうなどを作ります。衣替えの日です。