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26.壬生城の瓦 |
壬生城本丸及び二の丸跡の発掘調査では、壬生城でのくらしをしのばせる多くの遺物(陶磁器・瓦・土器等)が出土した。
ここでは、本丸及び二の丸跡の主な出土品を中心に紹介し、壬生城を探る。
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27.皿形土器(かわらけ) |
中世の堀から、大小さまざまなかわらけが出土し、“燈明皿”として使ったものや“墨書”されているものもある。
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28.陶磁器一括 |
近世の土坑(井戸)跡から食膳具の中心となる、瀬戸・美濃系陶器、肥前系陶器、京焼系陶器などの製品が出土している。
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29.瀬戸・美濃系陶器 |
いわゆる瀬戸・美濃窯で焼成された製品である。四耳壺や片口などが出土している。
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30.肥前系陶器 |
有田の周辺の窯で焼成されたいわゆる、伊万里と呼ばれるものである。染付碗・皿などが出土している。
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31.壬生城の瓦(軒先瓦) |
本丸跡からは御殿の屋根を飾った瓦が多量に出土している。瓦は建物の場所によってもさまざまである。上の写真が巴瓦で、下の写真が唐草瓦である。
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32.壬生城の瓦(家紋瓦) |
多量に出土する瓦の中には、阿部豊後守家の家紋である「違い鷹の羽」が入っている家紋瓦が出土している。
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33.伝壬生城追手門の鯱 復元高:103cm |
町内の精忠神社に保管されていた鯱で、伝承によると壬生城追手門に飾られたという。