種類 | 国指定史跡 |
指定年月日 | 大正15年2月24日 |
所在地 | 壬生甲字車塚3,278-1他 |
所有者・占有者 | 愛宕神社 |
測量図データ(pdf) |
愛宕塚古墳は、黒川東岸の台地上につくられた前方後円墳です。愛宕塚古墳の北、約500m には国指定史跡の車塚古墳と牛塚古墳があります。
墳丘は二段につくられ、栃木県中央部の大型古墳にみられる墳丘第一段平坦面を幅広くつくる特徴が愛宕塚古墳にもみられます。墳丘の全長は第一段が77m、第二段が53mあります。堀(周溝)の底からの高さは後円部で5.5m・前方部で6.5m あり、後円部にくらべ前方部が大きさ・高さとも著しく発達した典型的な後期型の墳形をしています。墳丘の周囲には、盾形に堀と土塁(周堤帯)が良好な状態で残っています。
なお前方部にまつられている愛宕神社は、元禄7年(1694)壬生城主、松平輝貞が壬生城の鬼門除けとし、建立したと伝えられています。
[参考文献]
2005 壬生町埋蔵文化財調査報告書第20集 『愛宕塚古墳』壬生町教育委員会