富士山古墳

読み:ふじやまこふん
 地図6


種類県指定史跡
指定年月日昭和32年8月27日
所在地羽生田字富士前921他
所有者・占有者個人
測量図データ(pdf)

 富士山古墳は南に延びる丘陵の先端部につくられた古墳です。谷をはさみ、西側の丘陵上にある茶臼山古墳とともに、南に広がる低地面を見下ろすように築かれています。
 墳丘は二段につくられ、墳丘第一段の平坦面は幅広くとられています。墳丘の大きさは第一段の直径が86m・第二段の直径が55mあり、高さは約12mほどあります。
 富士山古墳は、平成5年度に発掘調査が行われ、墳頂部からは大形の家形埴輪二棟をはじめ翳や盾形埴輪が出土しました。また、墳丘の第一段平坦面からは、円筒埴輪列とともに、形象埴輪列(馬・人物)が確認されています。
 いずれの埴輪も大形であり、とくに家形埴輪は高さが150cmをこえる、国内でも最大級の埴輪です。
[参考文献]
  1998 壬生町埋蔵文化財調査報告書第14集 『富士山古墳』壬生町教育委員会
 
富士山古墳出土はにわ


さしば
高さ156cm

入母屋づくりの家
高さ168cm

円筒埴輪出土状況