所在地 | 安塚字南五味梨2985他 |
測量図データ(pdf) |
ナナシ塚古墳は、姿川西岸の台地上に造られた古墳です。平成11年度に行なわれた発掘調査によって、前方部の短い帆立貝型の前方後円墳であることが確認されています。
墳丘の全長が約45mあり、墳丘の周囲には幅約5m、深さ0.5m程の周溝がめぐっていることがわかりましたが、埋葬施設については不明です。
また、ナナシ塚古墳については昭和5年頃、墳丘の土取り工事が行なわれた際に人物埴輪、武人埴輪や馬形埴輪が出土し、現在の東京国立博物館に引き取られました。現在は、後円部の一部がわずかに残っているのみです。
[参考文献]
2003 第9回特別展 『よみがえる古代のはにわ人たち』 壬生町立歴史民俗資料館