下坪古墳群

読み:しもつぼこふんぐん
 地図12

1号箱式石棺(南から)3号箱式石棺(北から)
3号箱式石棺調査風景3号箱式石棺内部(南西から)

 
所在地羽生田字下坪

 下坪古墳群は、羽生田地区にある「壬生町ふれあいプール」の北側を走る町道を造ったときに、発掘調査された古墳群です。
 川原石で造られた箱式石棺や墳丘の周りに空堀をもった円墳など、埋葬された人物の生前の力の大きさにより、古墳の形態に差があったようです。
 石棺の中からは、直刀と小刀が出土しています。出土した土器などから、6世紀の前半代に造られた古墳群と考えられており、みぶの古墳の中でも古い時期の古墳群といえます。
 発掘調査は昭和63年度に行なわれています。
 
[参考文献]
1991 『下坪古墳群』 壬生町教育委員会