藤井古墳群

読み:ふじいこふんぐん
 地図14

44号墳全景(南から)45号墳全景(南東から)
47号墳全景(北から)47号墳全景(南から)
38号墳出土「壺鐙(つぼ あぶみ)」38号墳出土「銀ぞうがん鍔(つば)」

 
所在地藤井

 藤井古墳群は、壬生町を南流する黒川東岸の台地上に造られた古墳時代後期の大古墳群です。
 現在は、工業団地等の開発により古墳の多くが消滅しましたが、南北約2km、東西500mほどの範囲に消滅した古墳も含め84基の古墳があったことが確認されています。
 藤井古墳群中、最大の古墳は国指定史跡の吾妻古墳です。吾妻古墳については、近年の発掘調査により出土した円筒埴輪などから、6世紀中ごろに造られたことがわかり、同古墳群の中でも最初に造られた古墳と思われます。
 また藤井古墳群の中でも、埴輪を出土する古墳は吾妻古墳を除くと、藤井1号墳があるのみです。
 
[参考文献]
2001 『藤井古墳群』 壬生町教育委員会