福和田の芭蕉句碑

読み:ふくわたのばしょうくひ
 地図31


 
所在地福和田

 県道上田・壬生線の道端に俳人松尾芭蕉の句を刻んだ碑があります。
 句碑は、黒川舎古蘭(大橋甚右衛門)の念願によって建てられました。
 古蘭はかねてから芭蕉塚建立の念願をもっていましたが、果たせず病没してしまいました。そこで古蘭の遺言により、同好の士たちが安政4(1857)年4月にこの碑を建立しました。
 
 碑の表には、俳人芭蕉の句が、次のように刻まれています。
   「久た比れ亭 宿可る頃や 富じの花」
 また、碑の裏には古蘭の辞世の句が刻まれています。
   「いざゆかん 花は冥土の 道すがら」