雪耕山人の碣(豊栖院)

読み:せっこうさんじんのけつ
 地図42


 
所在地本丸2丁目

 平出雪耕(1749~1823)は壬生藩のお抱え絵師で、文化文政時代の人です。本名は平出秀継(号は秀景)といい、本業は医者です。
 山水花鳥を好んで描き、その精巧さは多くの賞賛を得ました。
 この碣は、那須杉渡戸出身の高久靄崖(たかくあいがい)が旧師を顕彰して、平出家の墓所である豊栖院で法要画会を開いた時に建立したものです。
 壬生町立歴史民俗資料館には、雪耕筆『道釈画』(町指定文化財)が保管されています。
 
[参考文献]
1988 第2回企画展 『近世壬生の画人たち』 壬生町立歴史民俗資料館