雄琴神社 銅製鳥居

読み:おことじんじゃ どうせいとりい
 地図44-1

台石部

  種類県指定有形文化財・建造物
  指定年月日平成元年8月25日
  所在地通町18-58
  所有者・占有者雄琴神社
  銘文
[右柱] 奉納 御宝前[左柱] 下野佐野鋳物師
      安永七戊戌年九月吉日      丸山善太郎藤原易親
           加藤作太夫
             永精
             建之

 雄琴神社の銅製鳥居は、安永7年(1778)壬生の豪商加藤作太夫により寄進されたものです。鳥居は柱の上部に台輪を付け、島木で受けた稲荷鳥居です。根巻には八双飾りがあり、台石にはそれぞれ唐獅子の鋳物が配され、天明鋳物師を代表する丸山一族の手による、均整のとれた優美な銅製鳥居です。
 同形態の鳥居には、国重文の田沼・一瓶稲荷神社(1746)や足利・赤城神社(1769)、栃木・大平山神社(1791)の鳥居があります。