歓喜院 楼門

読み:かんきいん ろうもん
 地図46


種類町指定有形文化財・建造物
指定年月日平成8年4月23日
所在地羽生田2,169
所有者・占有者歓喜院
高欄墨書銘安永九子年
下野芳賀郡 千本田埜邊村
永野□衛門組工
※安永9年(1780)

 楼門は三間一戸の大きさをもち、現在は銅版葺きとなっている屋根も当初は茅で葺かれていました。一階大虹粱の架構と組物との構成は、素木造りの簡素な中にも堂々とした風格をもつ、県内でも数少ない建造物となっています。
 また、近年高欄を修理したさいに、偶然に墨書銘が発見され、筑波山楼門などを手掛けた、江戸時代の工匠永野一族の手によることが確認されました。永野家は、この他等覚寺(土浦市)、西導寺(氏家町)など三十あまりの普請を行っています。