八剣遺跡

読み:やつるぎいせき
 地図60

遺跡全景(東側上空から)住居跡

縄文土器出土状況出土玉類

 
所在地福和田字八剣

 八剣遺跡は、黒川のすぐ東側の台地上にある遺跡です。
 遺跡の中心部を北関東自動車道が通ることになり、工事に先立って平成7年~11年にかけて発掘調査が行なわれました。その結果、縄文時代後半(今から4500~2500年前ころ)の大きなムラの跡であることがわかりました。
 この発掘調査では、縄文時代の住居の跡、食料を貯蔵した穴、乳幼児を土器に入れて埋葬した墓など、当時の人々が暮らした跡や、日常使用した土器や石器などがたくさん発見されました。
 また、新潟県糸魚川産のヒスイを使った首飾りなども出土し、遠い地域との交流があったこともわかりました。
 
[参考文献]
2001 『八剣遺跡』 栃木県教育委員会