金銅阿弥陀如来立像

読み:こんどうあみだにょらいりつぞう
背 面

種類県指定有形文化財・彫刻
指定年月日昭和41年2月8日
所在地安塚
所有者・占有者個人
   像高29.3cm、肩幅8.0cm、台座高5.5cm
   背名 大旦那千葉大炊助
安□正行□□□□
文保二年戊午八月敬白
   *文保2年(1318)

 背面に文保2年(1318)の銘文をもつ30cmたらずの小金銅仏です。小像とはいえ鼻すじがとおり頬に張りもあり、腹部に見える衣のひだも彫りが深く流麗です。螺髪にはタガネで施毛を刻むなど細部にも心がゆきとどき、左足を少し踏み出して像に変化と動きを与えるなど心憎いまでに見事な作です。両手先は別鋳で、表面は漆箔仕上げになっています。