興生寺の十二神将像

読み:こうしょうじのじゅうにしんしょうぞう

種類町指定有形文化財・彫刻
指定年月日平成18年4月28日
所在地壬生町本丸二丁目15-31
所有者・占有者興生寺

 医王山興生寺は、平安時代の初期大同2年(807)の開創とされています。現本堂は元禄15年(1702)の再建とされ、近年本堂の改修工事が完了しています。
 十二神将像は、本堂南にある瑠璃殿に、本尊薬師如来坐像と共に安置されています。
 各々の高さは100cm を超え、十二体が完全な形で残存しています。また各像とも、怒りの表情を表した顔の表現や、細かな動きまで表現された甲冑をまとった体や、剣・戟などの武器の表現に、仏師たちの確かな技術の高さを認めることができます。
 なお仏師の銘については不明ですが、台座に記された墨書銘から「安永五年」から「天明三年」にかけての約7年間に彫られた仏像群と考えられます。