天棚は、天祭のさい、まつりの場の中央に組み立てられます。
天祭は、農作業を目の前に控えた4月上旬に、その年の五穀豊穣を祈って行われる祭です。天棚を中心に、僧侶の祈願や梵天かつぎの儀式が行われます。
現在、壬生町には上田、助谷、北小林地区に、江戸時代頃につくられた天棚が伝えられています。
種類 | 町指定有形民俗文化財 | |
指定年月日 | 平成16年7月12日 | |
不動院の「天棚」 | ||
所在地 | 上田不動院地内 | |
所有者 | 不動院 | |
製作年代 | 明治時代以降 | |
小林寺の「天棚」 | ||
所在地 | 北小林小林寺地内 | |
所有者 | 小林寺 | |
製作年代 | 江戸時代後期 弘化3年(1846) | |
助谷の「天棚」 | ||
所在地 | 助谷宝光院地内 | |
所有者 | 助谷自治会 | |
製作年代 | 嘉永4年(1851) 但し二階本体は文化2年(1805) | |
二階部分を鹿沼市久保町から彫刻屋台を買い求め、現在の形にしている。 |