凡例

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・本巻は、『港区教育史』通史編として、港区地域の特性と、幕末期以降の教育のあゆみについてまとめた。
・本文は、昭和62年に刊行された『港区教育史』(上・下巻)(以下、既刊教育史。本文では旧『港区教育史』と表記する)の価値を尊重し、明らかな誤りや誤字脱字の訂正を除き、原則として既刊教育史の原文をそのまま掲載した。第5節「生涯学習の時代」は新たに執筆した。
・既刊教育史刊行後の研究の進展を反映するため、『東京都教育史』(東京都立教育研究所 平成6~9年刊行)を主な底本として、可能な範囲で学術的な検証を行い、注釈を付した。
・本文中の「現在」「現」などの時点表記は既刊教育史刊行当時のものである。
・注釈に記述されている「資料編1」「資料編2」は、平成9年に刊行された『港区教育史』(資料編1、2)である。
・本文の仮名遣いは、現代仮名遣いに統一し、旧字は、新字に統一した。ただし、人名・地名などの固有名詞やとくに必要と認められるものについてはその限りではない。
・年号は基本的に和暦を用い、適宜( )内に西暦を付した。なお明治5年以前は旧暦によっている。
・人名の敬称は省略した。
・漢数字は、基本的に算用数字に改めた。
・古文書等の文献・資料の引用は、原則として既刊教育史の原文のままとした。原文に付されている割書は[ ]で表記した。
・既刊教育史刊行に関わる参考文献、協力者・協力機関、監修者・執筆者一覧は、第1~7巻共通したものを巻末に掲載した。
・執筆分担は、序章第5節および注釈、コラムについて、それぞれ巻末に付した。
・図(写真を含む)は、原則として既刊教育史から転載し、改めて入手が可能なものについては差し替えた。図表については通し番号を付し、適宜関連する本文箇所に番号を示した。
・人名・地名・専門用語など読み方が難しいと思われる漢字には、適宜ルビを付した。
・学校名の表記は、基本的に既刊教育史の原文のままとした。
・本文および引用文の中には差別に関わる歴史的用語や事象が含まれている場合があるが、これは史実に基づいた客観的な歴史理解に資するためにそのまま使用したものであり、これらの差別を容認するものではない。
・港区は、昭和22年に芝区・麻布区・赤坂区が統合して誕生した。そのため、統合以前の港区地域の記述については芝区・麻布区・赤坂区の旧区名が記載された史料を用いることがある。
・索引は、既刊教育史に掲載されている港区に関係する国・公・私立の学校・幼稚園・保育園と社会教育諸施設などの施設名称を対象とした。