東京港の活動[図21]

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 前述したように、東京築港は横浜市などの反対で長い間実現しなかった。大正2年(1913)に完成した日之出桟橋が最初の港湾施設であったが、貿易港湾としての施設にはほど遠かった。本格的な港湾施設の建設は、昭和に入ってからで、芝浦を中心に、日之出、竹芝の各桟橋に3000~4000トン級の貨物船が接岸できる規模になったのは昭和9年(1934)のことである。更に、昭和16年外国貿易港として開港、今日に至っている。
 

[図21] 東京港全体の貿易量・昭和60年度(東京都港湾局資料より)