目次
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序章 港区の風土と教育のあゆみ
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第1節 地域の特性と教育的環境
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第3項 経済的活動の変遷とその特色
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(2) 近代産業のおこりと移り変わり
閑静な住宅地[図24]
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商業地域化が住宅地域にもすすんでいるが、戦前からの静かな住宅地も残されている。青山、麻布、白金、三田、高輪の一部がそれである。これらの地域にも、土地の高騰の影響から、広大な敷地の分割化、高層集合住宅化の波が押し寄せているが、それを押さえているのが、数多い外国公館である。
アメリカ大使館(赤坂)をはじめ、ソビエト(麻布台)、フランス(南麻布)、西ドイツ(南麻布)などの大使館が62も存在し、この数は在日大使館の50パーセントを超える。
また、これらの住宅地などを保護する緑地環境として、青山墓地、有栖川宮記念公園、青山御所、芝離宮、国立自然教育園などをあげることができよう。
[図24] 港区内の外国公館の分布(『みなと区政要覧』昭和60年版より作成)
関連資料:【学校教育関連施設】