生涯学習の一環としてのボランティアの積極的活用も各方面で展開されている。港区では、平成23年度(2011年度)の「港区社会教育委員の会議」に「学校教育を支援するための学校と地域の連携方策について」の諮問を出し、答申を受けて平成26年度から「学校支援地域本部事業」を開始している。平成29年度からは、各校の実情に合わせた支援を行うことを目的に、各小・中学校に地域コーディネーターを配置し、地域コーディネーターが、学校からの要望を受け、ボランティアを集めて活動している。
また、各区立学校では、コーディネーターを中心に、総合的な学習の時間への講師や、児童・生徒の職場訪問の場をボランティアとして募集している。学校支援ボランティアによる出前授業は、学習指導要領に関連した13領域(「言語」「理科・数学」「伝統・文化」「道徳」「体験」「外国語」「情報」「環境」「ものづくり」「キャリア」「食育」「安全」「成長発達」)について行われている。なお、令和元年度から「地域支援ボランティア」へ名称変更されている。