港区の地価の推移

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 念のため、ここで港区内の昭和末期から平成にかけての地価の推移も確認しておこう[図3]。
 

[図3] 港区の地価の推移(「土地代データ」より作成)

 バブル期の昭和63年(1988)に港区内の1平米当たりの平均地価約1100万円(坪単価約3700万円)だったのが、平成12年(2000)にピーク時の約6分の1の約170万円(坪単価約600万円)まで下落し、その後回復基調に転じ、平成31年には約380万円(坪単価約1300万円)まで上昇している。とはいえ、令和元年度現在でもバブルピーク時の3分の1程度であり、バブル期よりも低い地価の中で、先に見たように、住民の流入が平成9年以降続いているのである。