校外教授

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 明治40年の『青山小学校要覧』には、校外教授について、次のように記載されている。
 
    校外教授
  第一条 校外教授ハ理科地理歴史等ニ関スル実地ノ智識及訓練上処世上ノ実践的方法ヲ指教スルヲ目的トス
  第二条 校外教授ヲ分チテ左ノ二種トス
      一 全校児童ニ課スルモノ  二 或ル学級児童ニ課スルモノ
  第三条 全校児童ニ課スル校外教授ハ毎年一回若クハ二回之ヲ行ヒ或ル学級児童ニ課スルモノハ必要ノ都度之ヲ定ム
  第四条 校外教授ヲナサントスル場合ハ予メ実地ノ踏査ヲナシ其目的ト方法トヲ具案シテ校長ノ承認ヲ経可シ而シテ実地後其概況ヲ報告スルモノトス
  第五条 児童ノ服装及携帯品等ハ担任訓導ニ於テ其都度之ヲ注意スルモノトス
 
 また、赤坂小学校では、明治44年[図33]のような年間計画をたてた。

[図33]校外教授予定一覧表・明治44年赤坂小学校

 この表でみると校外教授が奨励され、遠足もその中に取り入れられている様子が見られる。
 
関連資料:【文書】教職員 笄小学校学校経営の研究