芝・麻布両区の教育会はすでに明治期に創設されそれぞれ活発な活動をしてきた。赤坂区教育会は、大正5年に創設され、赤坂区の教育改良進歩を図る目的をもち、左の事業を行っていた[注釈22]。
1 教育上の須要事項を調査研究すること
2 教育・学術などの講習会、講演会を開催すること
3 区内教育の特別功績者又は善行者を表彰すること
4 虚弱児童の養護施設を拡充すること
5 其他本会の目的を達するに必要なる事項
具体的な事業として、赤坂区は毎年夏季に沼津臨海学園を[注釈23]、麻布区では大正12年夏よりニコニコ学園を神奈川県金沢町海浜において行い、芝区でも大正10年夏から千葉県富津町で夏季臨海団の活動を行った[注釈24]。また教員講習会なども実施し、各区教育に多大の貢献をしてきた。
関連資料:【文書】教育行政 赤坂区教育会
関連資料:【文書】特別支援教育 赤坂小学校の養護教育