東京市連合青年団[注釈25]に所属した区内の青年団は、『新修港区史』によると、大正10年には、芝区39分団、麻布区9分団、赤坂区6分団があり、団員数は1万7千名に達していた[注釈26]。
関東大震災の際は、社会奉仕活動として救済事業に活躍した。また、芝区青年団は、大正11年、全国に先がけて軍事教練などを行い、全国の青年団活動に大きな影響を与えていった。
社会教育施設として、三田図書館、氷川図書館、麻布図書館などの蔵書数も増え、施設の充実とともに、利用者数も増加の一途をたどっていった。
また、大正期には大倉集古館が大正6年に、青年会館図書館が大正14年に、皇民会御慶事記念文庫が大正15年に設立された。成人対象の集会場として、芝区青年団会館が震災後に、青山会館が大正14年に、日赤講堂が大正15年に設置された。
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