幼稚園の設置状況[図1]

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 明治30年代の幼稚園は、公立幼稚園が私立幼稚園の設置数より多かったが、明治40年(1907)から私立幼稚園数が増加した。その傾向は大正期においても変らず、公立幼稚園は大正の15年間に1・7倍、私立幼稚園は2・2倍の増加をみた。
 大正14年(1925)における府県別の幼稚園調査によると、60園以上の府県は東京・大阪・兵庫であり、特に大都市において幼稚園は発達していた。
 

[図1]大正期の幼稚園・園児数(文部省『幼稚園教育百年史』)