目次
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第3章 近代教育の拡充 —大正期の教育—
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第7節 社会教育の展開
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第3項 地域の社会教育の展開
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(1) 社会教育団体の組織化[注釈5]
青年団の結成
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芝、麻布、赤坂3区の青年団は大正9年(1920)ごろから15年にかけて続々組織化され芝区青年団、麻布青年団、赤坂青年団が結成され、それぞれその下部組織に分団ができた。分団には町会を中心としたもの、小学校域を中心としたものとがある。前者は自発的なところがあり、後者は他動的に組織化された傾向があり後になるほど小学校域の分団が増加する傾向があった[注釈6]。
大正10年当時の青年団の状況は、[図3]のとおりである。
[図3]東京市聯合青年団分団団員数(『東京市統計年表』)