町会の下部組織として昭和15年に隣組が設けられ、防空、防火の二つを中心に、生活物資の配給、強制貯金、供出などに利用された。そして「隣組回覧板」も設けられていった。
昭和17年4月1日現在の隣組の数(『新修港区史』)
(区) (町会) (隣組) (町会会員) (一隣組会員数) (国勢調査昭15年)
芝区 111 3042 3万9277 13 19万1445
麻布区 50 1471 1万9942 14 8万9163
赤坂区 37 997 1万1338 11 5万5704
昭和18年5月には、一町会を400~600ぐらいの単位の世帯に分け、隣組によって各種の連絡の迅速化がはかられてきた。