また、従来の亜鈴式体操がスエーデン式体操に変わったため、広い屋内体操場が要求され、そこに肋木(ろくぼく)やはんとう棒などが設けられていった。一方、プール設置の要望も次第に高まり、校舎鉄筋化とともに、プール設置校もふえていった(広さは縦15メートル、横6メートル)。
各校の沿革誌の中から、プールの設置をぬき出すと次のようである。
[図18] 講堂(体育館)・昭和4年桜田尋常小学校
[図19] プール・昭和5年鞆絵尋常小学校
(学校名) (設備) (設置年月日)
三光(さんこう)尋常小学校 プール設置 昭和2年
青山尋常小学校 プール、シャワー設置 昭和2年
鞆絵尋常小学校 保護者会によりプール 昭和5年7月12日
芝尋常小学校 校庭に水泳場完成 昭和6年8月15日
南山尋常小学校 プール設置 昭和6年
竹芝尋常小学校 プール設置 昭和7年
赤羽尋常小学校 プール設置 昭和7年
麻布尋常小学校 プール、シャワー室完備 昭和8年11月
高輪台尋常小学校 プール設置 昭和10年
筓(こうがい)尋常小学校 プール設置 昭和13年
芝浦国民学校 プール設置 昭和18年
飯倉(いいぐら)国民学校 プール設置 昭和19年
神明国民学校 プール設置 昭和19年
御田(みた)国民学校 プール設置 昭和19年
関連資料:【学校教育関連施設】