国民学校の目的である皇国民の錬成(れんせい)は、教育勅語の精神の実現であり、国家に奉仕する人間の形成であった[注釈24]。
区内小学校の沿革誌から修身的行事をみると次のようである。
麻布尋常小学校 教育勅語奉読式 昭和7年
麻布尋常小学校 区研究部主催修身科研究授業 昭和11年
筓尋常小学校 研究発表「二宮金次郎」 昭和13年
筓尋常小学校 研究発表会「修身について」 昭和14年
麻布国民学校 毎日、国旗掲揚及び降納開始
本日より毎朝宮城(きゅうじょう)遥拝を行う 昭和16年
青山国民学校 戦勝祈願神社、宮城参拝 昭和16年
氷川国民学校 宮城の額を各教室に奉掲する 昭和16年
神明国民学校 戦勝祈願のため芝大神宮に参拝 昭和16年
氷川国民学校 大詔奉載日を設け必勝祈願 昭和17年
白金国民学校 毎月八日大詔奉戴日とする 昭和17年
麻布国民学校 山本元帥国葬遥拝式 昭和18年
関連資料:【文書】小学校教育 御田高等小学校の学習指導