芝 区(男) 昭和5年 高等小学校37・9% 実業補習学校1・18%
昭和8年 高等小学校42・3% 実業補習学校0・36%
昭和10年 高等小学校42・1% 実業補習学校0・65%
(女) 昭和5年 高等小学校33・2% 実業補習学校 ―
昭和8年 高等小学校40・2% 実業補習学校0・31%
昭和10年 高等小学校37・8% 実業補習学校 ―
赤坂区(男) 昭和5年 高等小学校27・6% 実業補習学校 ―
昭和8年 高等小学校18・2% 実業補習学校 ―
昭和10年 高等小学校17・9% 実業補習学校0・21%
(女) 昭和5年 高等小学校26・4% 実業補習学校0・27%
昭和8年 高等小学校18・3% 実業補習学校0・50%
昭和10年 高等小学校18・4% 実業補習学校 ―
筓(こうがい)尋常小学校 昭和9年度の記録
(男) 昭和9年 高等小学校30・0% 実業補習学校6・3%
(女) 昭和9年 高等小学校31・1% 実業補習学校 ―
このようなことから、実業教育の普及につれて、実業補習学校への進学が増え、高等小学校への進学が減少の傾向になったことを読みとることができる。
中学校・高等女学校へ進学した者の割合は[図29]のようである。
昭和初期の尋常小学校の卒業生の就職者の割合は、前述のように、数パーセントである。また、高等小学校の卒業生の就職は数十パーセントである。尋常小学校から直ちに就職する者は少ないが、高等小学校を卒業する年代になると、就職者が増えている。
[図29] 中学校・高等女学校への進学者
関連資料:【図表および統計資料】学校教育 区内学校卒業生進路-戦前における進路状況-