赤坂区教育会は、区の教育の改良進歩を図ることを目的として設立され、戦争の末期まで活動していた[注釈12]。
創立は、大正5年(1916)であり、事務所は赤坂区役所におかれた。
(主な事業)
一 教育上の須要事項を調査研究すること
二 教育学術等の講習会、講演会等を開催すること
三 区内教育の特別功績者又は善行者を表彰すること
四 虚弱児童の養護施設を拡充すること
五 其他本会の目的を達すに必要なる事項
(昭和15年度の実施事業の一部)
吃(きつ)音矯(きょう)正講習会、吃音児童三八名に対し行っている。
区内校長、訓導の大陸、九州地方、名古屋方面の学事視察旅行に対する旅費の補給をしている。
区内の教育功労者の表彰式、感謝状・記念品の贈呈
勤続教員三五名、精勤教員二八名に記念品及び表彰状の授与
(夏季施設)
沼津臨海学園 昭和一一年(一九三六)から毎年実施され、児童の心身の鍛錬と団体訓練とを主たる目的にし、次の時代を担うべき国民を錬成するため行われてきた。
場 所 静岡県沼津市我入道字夢陀ケ原五〇九
敷地面積 五八三坪〇五
規 模 児童室六室(一室二一畳敷)
建物坪数 建坪二四九坪六二五 校庭運動場二九〇坪
玉川夏季保健所 児童の健康増進の目的で風光明媚(び)な多摩川河畔に昭和二年より、毎年開設されてきた。場所は、世田ケ谷区玉川町 休憩所面積、一階一〇六、九二平方米 二棟
学校及びプール開校 区内小学校において、夏季休業中に実施されてきた。
関連資料:【文書】教育行政 赤坂区教育会
関連資料:【文書】特別支援教育 赤坂小学校の養護教育