私立幼稚園の増加

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 昭和期の幼稚園は、「幼稚園令」にそって発達していったが、公立の幼稚園よりも、寺院などが設立する私立幼稚園が過半数を占めていた。昭和初期の幼稚園数・幼児数と、私立幼稚園の比率は[図5][図6]のようである。

[図5] 昭和初期の幼稚園・幼児数


[図6] 私立幼稚園の比率

 このように、幼稚園の隆盛は私立幼稚園の増加によってなされたことがわかる。しかし昭和16年ごろまでは、幼稚園の数と幼児数が増加していくが、やがて戦時的措置の影響を受ける。
 港区地域における、昭和初期の私立幼稚園は次のように設立されている。
 
 (私立幼稚園)          (所在地)      (設立年月)
 安藤記念教会附属幼稚園[注釈4]  麻布本村町22     昭和2年1月
 麻布山幼稚園           麻布山元町30     昭和3年2月
 若葉会幼稚園           麻布筓町46      昭和4年5月
 聖徳学園三田幼稚園        芝通新町13      昭和8年4月
 高野山幼稚園           芝二本榎2ノ5     昭和9年12月
 明徳幼稚園            芝公園2        昭和13年5月
 
 次に、安藤幼稚園の保育課程をみてみよう[図7]。

[図7] 安藤幼稚園の保育課程