教育委員会の機構

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 前に述べたように、港区教育委員会は、昭和27年(1952)11月1日誕生、同時に事務局も設置された。事務局の機構は3課(庶務、学務、社会教育)9係で発足している。これに図書館(麻布、氷川)が加わった機構であり、従来の区の教育課、文化課において処理されてきた事務を受けついだ形である。
 昭和31年6月、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の施行によって教育委員会制度が変わり、区民による直接選挙によって選出されていた教育委員が全員、区長が議会の同意を得て任命する任命制となった。
 これと同時に翌32年4月には、同法律により教育委員会のなかに指導機構として指導室が設置され、充当指導主事(教員をもって充てる指導主事)の制度が発足し、指導主事による教育指導が実施されるようになった。昭和32年9月、港区教育委員会事務局の機構は教育長の下に2課(学務、社会教育)1室(指導室)図書館となっている[注釈19]。昭和40年度は3課(庶務・学務・社会教育)1室(指導室)図書館となるとともに学校教育の指導に一段と研究、研修活動が強化されるようになった[注釈20]。
 昭和41年には、教育センター、教育相談室が開設されている。第一には指導室の充実による連合行事、研修事業、教育相談、科学教室等の教育活動、研修活動である。
 昭和32年4月に設置された指導室は、当初は、指導室長と2名の指導主事で出発したが、昭和39年より指導主事が3名となり、また教育相談員も配置され、教育相談、科学教室と活動の範囲をひろげていった。
 
関連資料:【文書】教育行政 教育委員会発足前の教育行政組織
関連資料:【文書】教育行政 教育委員会事務局組織(1)
関連資料:【文書】教育行政 教育委員会事務局組織(2)
関連資料:【文書】教育行政 教育委員会事務局組織(3)
関連資料:【図表および統計資料】教育行政 歴代教育委員