老朽校舎全面改築への努力

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 焼失校の復興を終えた教育行政の次の事業は、施設・設備の充実をはかることであった。そこで区は特別教室の拡充、木造校舎の鉄筋化、「全校に体育館を」、「全校にプールを」の目標を置きその達成を目指した。
 特別教室の拡充は昭和34年より進められ、増設した昭和35年には区内小学校の特別教室は139室、これが昭和37年には170室となった。
 木造校舎の鉄筋化は昭和31年度より進められ昭和48年度には、すべて鉄筋化され耐火不燃構造の校舎となった。これと並行して老朽鉄筋校舎、老朽体育館の改築も行われた。
 「全校に体育館を」 昭和28年度より進められ、昭和35年度には目標を達成した。
 「全校にプールを」 昭和36年度より着手、昭和42年度には目標を達成し、区内の小学校はすべてプールを持つようになった。これと並行して小学校プールの大半は改築工事がなされた。
 
関連資料:【図表および統計資料】教育行政 区立小学校増改築等の状況