区立の小・中学校幼稚園の教職員全員約850名で組織している港区教育研究会は、各科領域別に小学校17部、中学校20部、幼稚園4部にわかれて研鑚(けんさん)を図り、年1回研究発表会を開催した[注釈13]。昭和26年度は2月20日午後1時から赤羽小学校において、開催されている。口頭発表、発表論文は39通463ページの大部の冊子に集録され、各校に配布、研究に供された。以後、研究が繰り返され、指導の実際に生かされ、現在までも継続している。
このほか、港区教育研究会では、研究発表集録の他に各研究部の研究調査などが発刊され、学校単位や港区教育研究会においてもまた、会員個人としての研究もさかんであった。
また、副読本として、
社会科研究部(区教研)『わたしたちの港区』(副読本) 創刊昭和28年発刊
国語研究部(区教研)『みなと・こども風土記』 昭和34年発刊
など直接児童の学習に役立つ教材も手がけている。
関連資料:【文書】教職員 港区教育研究会・研究状況
関連資料:【文書】教職員 <参考>港区立幼・小・中学校(園)研究一覧表
関連資料:【文書】教職員 港区教育研究会規約
関連資料:【学校教育関連施設】