入級児童・生徒[図1][図2]

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 港区に初めて設置された「特殊学級」は、「精神薄弱児」を対象としたもので、昭和31年(1956)、当時は本区の入級児童・生徒の選考基準は、
 
 1 知能指数〔IQ〕50~85
 2 極端な肢体不自由児でないこと。
 3 盲、ろう啞児でないこと。
 4 性格異常児でないこと。
 5 極端な虚弱児でないこと。
 6 父兄担任が特に入級を希望している児童生徒
 
となっている。この基準は引き継がれてきているが、次第に学業不振児、自閉症的傾向の強い者が入級してくるようになった。定員は、1学級15名と定められている。

[図1]児童生徒の状況(昭和39年度『学校教育指導要覧』)
①学年別


[図2]
②知能指数別

 昭和40年10月1日より、スクールバス2台で、「特殊学級」への通学を安全にするため子どもたちの送迎を行うようになった[図3]。

[図3]スクールバスによる送迎(『今日の港区』昭和41年)

関連資料:【文書】特別支援教育 港区の特殊学級の状況