のぞみの家

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 区は、社会福祉対策として昭和41年12月1日に、麻布筓町(こうがいちょう)66に、「のぞみの家」を開設し手足の不自由な子どもの施設とした。
 心身障害者の福祉対策として、港区でも重要性を考え、都内でもきわめてユニークな施設を誕生させた。のぞみの家は、ちょうど補助5号線の陸橋―青山橋の下で筓児童遊園の隣に、鉄骨一部鉄筋の2階建、延788平方メートルのもので、総工費約3600万円の建設費である。
 
 ① 施設概要 (『港区の社会福祉』昭和45年版)
   施設名 のぞみの家
   所在地 港区西麻布2―1―5
   開所年月日 昭和41年12月1日
   構造規模 鉄骨一部鉄筋コンクリート造2階建 敷地面積 547・3平方メートル
 ② 病名、男女年齢別児童数   定員15名 [図11]参照
 ③ 月別、児童利用状況 [図12]参照
 ④ のぞみの家(肢体不自由児施設)の内容
  肢体不自由児の施設として発足する。遊びのうちで自然や社会の様子を知り、しつけを覚えるなど児童の情操を豊かにすると共に社会性をのばし、併せて訓練士による専門的な訓練により機能の回復を助け、生活意欲の向上を図る等である。

[図11] ②病名、男女年齢別児童数 定員15名


[図12] ③月別、児童利用状況