昭和31年6月、第24国会で成立した「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の施行によって、本区教育委員会も大幅な変革をすることとなった[注釈6]。教育委員は区議会の同意を得て、区長が任命することになり、9月24日に招集された。第3回臨時区議会において、区長の提案した5候補に対する慎重審議の結果、9月30日東京都港区教育委員会委員任命の同意について議案が議決された。これによって新しい教育委員の任命式が11月1日に行われ、同日午後1時から第1回の教育委員会臨時会が開かれ、各委員の任期並びに委員長を決定した。
委員の任期については、4年2人、3年1人、2年1人、1年1人とし、以下毎年1人ずつ委員が更新されることになった。なお、委員は、教育行政の中正をはかるため、その在任中は議員や他の委員会の委員、常勤の職員との兼務は禁止されていた。
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