発足当初の組織と変遷[図1][図2]

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 昭和27年(1952)11月1日に誕生した港区教育委員会の当時の教育委員会機構のようすと、その後の変遷の跡をたどってみよう。

[図1] 昭和27年11月、教育委員会発足当初

 昭和32年4月には、教育委員会事務局に都の通達により指導室が新たに設けられ、指導主事による区立学校運営に関する指導行政が実施されることになった[注釈7]。
 昭和32年9月、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の制定があった[注釈8]。
 昭和33年度『港区勢要覧』には、次のようなことが、書かれている。
 
   区民メモ こんな仕事はこの窓口で
  教育委員会事務局
 1 小中学校教職員の管理、指導、研修等について     指導室
 2 区立幼稚園の入園申込受付(西桜幼稚園他六園)     学務課学事係
 3 児童、生徒の就学について              学務課学事係
 4 特殊学級への入学(神明小、城南中2学級)       学務課学事係
 5 児童生徒の転入学について              学務課庶務係
 6 私立学校からの転入学と外国人の転入学について    学務課学事係
 7 学校設備の使用申込み                学務課学事係
 8 青年学級、成人学校の開設について          社会教育課社会教育係
 9 青少年委員、子供会の育成、緑蔭子供会の開催について 社会教育課社会教育係
 10 映画フィルム、スライド紙芝居等の貸出し       社会教育課社会教育係
 11 区内各種文化団体について              社会教育課社会教育係
 12 都民劇場会員の受付                 社会教育課社会教育係
 13 区内の体育関係行事の開催と体育団体について     社会教育課体育係
 14 図書館をご利用下さい                三田図書館・麻布図書館・氷川図書館
 
 昭和40年度、組織改正により3課1室1館制となる。また、社会教育課の中に青少年係が新設された(なお、三田図書館は昭和34年に開館)[注釈9]。

[図2] 昭和40年度、3課1室1館制となる

 更に、昭和41年1月1日に教育センターが、旧西桜小学校校舎を改修して開設され、教育センター充実へ向けての事業が分離独立した。なお、教育センター長は指導室長が兼務することになった。
 また、昭和42年度には、図書館に高輪分室が設置された。
 
関連資料:【文書】教育行政 教育委員会事務局組織(1)
関連資料:【文書】教育行政 教育委員会事務局組織(3)