学校の管理下において、起きた事故で、負傷したり、病気になったり死亡した時に医療費や見舞金を支給するのである。医療費は100円以上かかった場合は半額、ただし、健康保険によってあとの半額は負担されるので、父兄の負担はゼロとなるのである。
学校管理下における災害の範囲(同法19条2項、施行令3条)とは、① 児童・生徒等が法令の規定により学校の編成した教育課程に基づく授業を受けているとき、② ①のほか、児童、生徒等が学校の教育計画に基づいて行われる課外指導を受けているとき、③ ①及び②のほか休憩時間中、④ 通学路による通学のとき、⑤ 学校の寄宿舎で生活しているときなどである[注釈18]。
[図16] 日本学校安全会の概要
なお、従来の日本学校安全会と、日本学校給食会が統合され、「日本学校健康会法」に基づいて、昭和57年7月26日に、日本学校健康会が発足した。従来の学校安全会の活動を引き継いで行っている。