学校教育における研究推進の中心として、どうしたらより効果のある教育ができるかを研究したり、学習や進路で悩む子供や父母等の相談などを受けたりする場を区立小・中学校の一室を借りて開設したのが、港区立教育センターの基盤になっている。
教育センターの一部完成を見たのは、昭和40年11月である。芝西久保桜川町の旧西桜小学校校舎の2、3階を改修して、教育相談、教員の研修教育資料の展示、教科書研究及び教科書センターなどが置かれた。これは、それまで分散して実施されている教育相談センター(神明小)、教科書センター(鞆絵小)、視聴覚教材センター(区教委)の機能を十分発揮していくために、これらの施設を一つの施設に集め、より一層の充実を計ろうとしたものである。