教育センターの機構

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 先に示した「港区教育センター条例」の施行に伴い、教育センターに区の主事1名、主事補1名、用務員1名の計3名が配置され、主に教育センターの維持管理と利用に関すること、教育相談の事務に関すること、視聴覚教材の貸出に関すること、教育資料の収集に関することなどの管理事務を行った。
 昭和42年(1967)、港区教育センターが旧西桜小学校校舎で開設するにあたり、同センターの責任者に港区教育委員会指導室長があたることになった。
 (1) その職務は管理事務担当として、管理係長1名、主事補1名、用務員1名が配置された。
 (2) 教育相談、視聴覚教材、教育についての研究、調査、教育研究機関との連絡、教科書に関すること、公印の管守、センターの維持管理及び利用に当たる。
 
■教育経営協議会
 港区学校教育推進の中核体として教育経営協議会が設置された。
 協議会は教育長を会長とし、区立学校(園)長で構成し、原則として月1回開催する。また必要に応じて運営委員会を開き、会の効果的運営を図る。
 運営委員の互選により、1名が委員長となった。
 
■教育相談
 港区教育センターに教育相談部をおき、センターにおいて教育相談を実施するとともに、区内各学校における教育相談の一層の充実を図ることにした。なお、部運営を円滑に行なうために、事業総括者として2名の主幹を委嘱した。
 
■視聴覚ライブラリー
 視聴覚ライブラリーは、次の事業をおこなって、区立小・中学校・幼稚園における視聴覚教育の充実を図ってきた。
 ・視聴覚教材・機材の選定・購入・貸出・整備
 ・視聴覚教育に関する資料の発行など。視聴覚教材の活用、視聴覚教育の充実を図る事項
 ・視聴覚教材審査会
 プレス選考、年6回の試写会などにより、視聴覚教材を審査し、その購入と活用のための資料を作成した。この会に、主幹1名、委員3名を委嘱し、企画・運営に当たり、主幹は会を統括する。
 
■教育資料室
 教育関係の諸資料を順次整備し、区内教職員が研究をおこなう場合の活用を図る。
 分類・整備については、それぞれの教科・領域ごとに港区教育研究会各研究部・教頭会・教務主任会に依頼し、活用度を高めるための方策を図る。教育資料室の主幹は指導主事が当たった。
 
■教科書展示室
 教科書展示室は、次の事業をおこなうものとして設けられた。
 ・教科書の展示
 小中学校の教科書・教師用指導書等を備えつけ、これを保管展示して、教職員その他のものの常時閲覧利用に供した。なお、法定展示会はその期間における教科書センターの運営をもって行った。
 ・教科書の貸出
 教科書の貸出を行い、教科書を教職員その他の採択関係者の閲覧利用に供する。
 ・教科書又は教科の研究事業に対する援助
 教科書や教科の研究事業を行う場合、必要に応じて施設や教材を提供し、活用されるようにした。