■成人の日記念のつどい[図4]

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 成人に達した青年たちを招待して、祝典を催すようになったのは、昭和28年1月15日からのことである。
 昭和29年の様子を『港区政ニュース』から拾ってみると、当日は芝公会堂に新成人及びその家族、およそ300名が参集し、式典においては新成人の各地区代表6人の感想文の朗読が行われ、第2部では、若人の日を祝する独唱や映画『現代人』などを鑑賞したとある。
 その後、出席者の増加に伴い、会場を都立日比谷公会堂、芝高等学校と移しながら、昭和46年から芝郵便貯金ホールで開催し現在に至っている。

[図4] 成人式(『港区の社会教育』)

 出席者も現在では千数百名に達し、アトラクションも豪華になるなど当初とは昔日の感がある。なお、昭和52年度から、参加者の意向を生かすため、新成人による「成人の日記念のつどい実行委員会」を設置し、企画から運営まで新成人の手で行われるようになった。
 
関連資料:【図表および統計資料】生涯学習 「成人の日記念のつどい」実施状況