ナトコ映画会とならんで、民主主義啓蒙の機会として講演会が昭和20年代にはさかんに開催された。
昭和24年には文化講座が年に3回実施されていて、旧芝児童館を会場に人口問題、時局問題の講演が行われた。翌25年には、移動式社会学級文化講座と名称を改め、3月は「新憲法と戦争放棄について」(赤羽小)、「男女同権による家庭婦人の地位」(赤坂支所)、「時局問題について」(高輪台小)等のテーマで実施された。同年4月以降は、社会教育講座と名称が変わり、10月には赤羽小学校において「家庭教育における青少年の躾について」が実施される等、同年だけで十数回開催された。