高層ビルの建設と市街の変貌(へんぼう)

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 昭和40年代に入ると市街地の景観は際立って立体化してきた。
 その代表的なものとして昭和45年(1970)3月に建設された地上40階、高さ152メートルの世界貿易センタービルディングがある。このビルは、ビジネスビルの枠にとらわれない多目的複合建築物として地域再開発の拠点となることをめざしており、バスターミナル、公共駐車場などが設けられている。その後、経済情勢の変化などもあり付近の再開発の課題は依然残されたままであるが、巨大な高層ビルの新しい公害として風害の問題を生じさせた。
 市街地の様相を一変させる高層ビルは、その後も続々と建てられ市街は上へ上へとのびビジネス街化してきている。
 
関連資料:【学校教育関連施設】