昭和40年代の市街の変貌にともなって特色ある市街地が形成された。
新橋駅周辺は、昭和30年代は木造2階建ての建物が密集し、小さな飲食店を中心にした雑然とした町並みであった。昭和36年、市街地改造法の適用が決まり、昭和40年1月から東口地区が、昭和44年2月には西口地区が着工の運びとなった。東口地区には9階建ての「新橋駅前ビル」2棟が昭和41年8月完成、西口地区には11階建ての「ニュー新橋ビル」が同44年2月に完成した。オフィスと飲食店などが整然と同居し、地下駐車場を備え、地下街に地下鉄が直結するなど機能的な市街へと変貌をとげた。
とくに、赤坂・青山・六本木は新しい時代にふさわしい産業の街として、またテレビ、広告、ファッションの街として発展した。