港区内にある大学は国立1校、私立6校、短期大学4校である。これらの大学は、昭和40年(1965)以降共通の経過と特色をもっている。
その一つは昭和40年代前半、多くは大学紛争により学内が大荒れに荒れたことである。第二は大学紛争後いずれの大学も正常にもどり、学部学科の編成変えなどが行われたこと、さらにキャンパスを郊外に求め2、3カ所に分かれて授業を行う例が多くなったことである。
また、大学が区の社会教育のため講師を派遣したり大学を開放したりするなど、地元大学と区民との新しい結びつきが生じたことなど昭和50年代になってからの特色である。