授業時数の改善

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[図1][図2]は昭和43年と昭和52年に改訂された小学校の各教科、領域の年間授業時間数である。この二つの表を比較すると、昭和52年の改訂では年間授業時数がかなり削減されている。これを週当たりに換算すると昭和43年の33時間が52年には29時間に削減されている。これは在校時間は従来どおりとし、ゆとりのあるしかも充実した学校生活を送るために、教材を精選し時間削減して生み出したいわゆる「ゆとりの時間」である[注釈1]。
 1単位時間については昭和43年の改訂のときから、45分を常例とすることが規定されているが、昭和52年の改訂では更に明確にしている。なお「40分も考慮する」旨の規定があるが、これは指導法の工夫により45分と同様の教育効果があがる場合だけに認められるものである。
 1単位時間40分になれてきた教育現場では、かなりの抵抗があったが、本区の場合は改訂の趣旨を主体的にうけとめ、あまり問題なく切りかえができ、いっそうの充実を期することができた。

[図1]小学校の教科と年間授業時間数〔昭和43年〕


[図2]小学校の各教科と年間授業時間数〔昭和52年〕

関連資料:【文書】中学校教育 <参考>学習指導要領の改訂にともなう授業時数の変化