この表によると、各学校が最も力を入れてきたことは「考える子ども」の育成である。深く考える、すじ道をたてて考え工夫することが20年間変わらずトップを占めている。これは高い知性を育てることを第一にしているといえる。第2位・第3位は「思いやりのある心ゆたかな子」と、「じょうぶでたくましい子」が交互に2・3位を占めているが59年にあっては「健康」がトップに出ている。健康や、豊かな情操がいかに大事かがうかがわれる。また、55年、59年では「ねばり強くやりぬく子」が多くとりあげられている。強い意志力がのぞまれてきている。また「なかよく協力する子」や「きまりを守り責任を果たす子」などもかなりの学校の教育目標にとりあげられている。
[図3]各校の重点教育目標(『港区学校概要』・『港区指導室要覧』)
関連資料:【文書】小学校教育 東町小学校児童のきまり