昭和44年度 指導の重点

39 ~ 39 / 429ページ
■学習指導
 学習指導のうち多いのは、(1)思考力の育成(2)基礎学力の充実(3)自主的な学習態度の育成(4)意欲的な学習態度の育成と続いている。その他数は少ないが、能率的学習方法の体得、読書指導の充実、物の見方・考え方の育成などがあげられている。このように思考過程を通じ思考力を育成し基礎学力を身につけさせようとすることが特色である。
 
■生活指導
 生活指導について最も多いのは健康安全に関する習慣化である。これは交通安全をはじめ災害・誘拐(ゆうかい)などに対する指導の徹底ということで各学校とも最も力を入れていることである。これに次いで体力づくりがある。さらに、正しい生活習慣の定着、自主自立的生活態度の育成、心のやさしい思いやり、たくましさ、実行力、集団規律、やりとげる態度、協調性などの育成がとりあげられている。